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ヴィンテージ・スカーフ

ヴィンテージ スカーフ

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from HISTORY to DESIGNERS

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- History of the scarf -

スカーフの歴史は少なくとも古代ローマ時代から始まっています。“sudarium”と呼ばれた麻のハンカチは、首や顔を拭うのに使われていましたが、それがスカーフの起源であると言われています。
まずは男性が装飾品としてベルトや首に巻いたことから始まり、すぐに女性の間にも広まりました。
専門家によると、歴史的には中国の皇帝が兵士のランク分けに使用したスカーフはシルクよりも麻や綿の布地で作られたものだそうで、17世紀にクロアチア傭兵により幅広く身につけられたものも同様に、シルクやウールのものではありませんでした。
一方で、役人等はシルク製のものを身に着けていたようです。
その独特でカラフルな布に魅了されたフランス人は、クロアチア語の“kravata”にちなんで“crabats”と呼び、スカーフの色で政治的傾向を示すために使われ、普及していきました。
19世紀、スカーフは再び装飾品として使用されるようになります。
まずは男性用のネクタイとして、ワードローブの定番となり、その後女性や子供の間にも防寒を兼ねた装飾品として世界中に広まっていきました。
そのころから、シルク製スカーフが主流となりましたが、第二次世界大戦中(1939-1945)はシルクの使用が禁止されたため、綿やレーヨン等の合成繊維で作られていました。
エルメスやリバティーに代表されるブランドやデザイナーもの、その他各地でお土産用としても様々なスタイルやデザインのものが生まれました。
1960以前のヴィンテージスカーフで、比較的良い品質のシルクスカーフは、縁の部分が“ハンドロールド”(巻かれて手縫いで処理)になっています。
近年、スカーフはそのファッション性が人気となっています。
首周りに結ぶだけでなく、手首や頭・鞄などの小物に巻いたり、ベルト代りにしたりと個性をアピールするためのアイテムとして復活しています。

-Brand & Designer's Scarf- A to Z

◆Baar & Beards◆  1941 - present

Sylvan M. Baar と Milton Beards がマンハッタンで開業した女性向けネックウェア及び装飾品店。
オリジナル品に加え、多くのデザイナーブランド向けにスカーフを制作してきました。
現在もN.Y.を拠点として営業、制作を続けています。

◆Beckford Silk◆ 1975 - present

1975年創業、英国のスカーフメーカーです。
高品質なシルクスカーフを制作していて、個人向け商品の他、創業当初から
英国の大手企業や団体や観光施設などからの委託でオリジナルのスカーフを制作しています。

◆Bianchini Férier◆  1880 - present

1880年頃、Charles Bianchini がパートナーと共に創業。(フランス)
世界有数の高級シルクメーカーとして成長し、多くのデザイナーやブランドとタイアップしてきました。
100年以上の間上質なファブリックを提供し続けています。

◆Brooks Brothers◆ 1850 - present

アメリカで最も古い紳士衣料店であると言われています。
創業は1818年、N.Y.市。当初の名称は"H. & D.H. Brooks & Co."。
1850年に創業者の孫が"Brooks Brothers"と名前を変えました。
Brooks Brothersは1949年から女性ものの衣料販売も始め、1960年代になると、他の都市や国へもお店を展開していきました。現在、アメリカ国内には180以上の店舗があります。

◆BURBERRYS - LONDON -(バーバリー)◆ 1856 - present

1856年、トーマス・バーバリー(Thomas BURBERRY)により創立されたイギリスの有名アパレルブランド。
バーバリー・チェック」と呼ばれる有名なチェックが誕生したのは1924年。
1955年に女王エリザベス二世より英国王室御用達(Royal Warrant)を与えられました。
1989年にはチャールズ皇太子によって改めて与えられています。
1990年代、社名「BURBERRYS」からSがとれ、「BURBERRY」なりました。

◆Christian Dior(クリスチャンディオール)◆ 1946 - present

フランスのファッションデザイナー、クリスチャン・ディオールが1946年に創立。
翌年、1947年にパリコレでデビューと同時にそのエレガントなスタイルでファッション界における不動の地位を確立。
創始者であるクリスチャン・ディオールは、20世紀において最も影響を与えたデザイナーの一人です。
彼の死後も、その優美なスタイルは多くの優秀なデザイナーに引き継がれました。
いまや誰もが知る、世界有数のラグジュアリー・ブランドです。

◆Echo◆  1923 - present

アメリカの著名なスカーフメーカー。
1923年、Edgar と Thereasa Hyman により創業。
N.Y.を拠点とし、約90年近くの間、常にデザイン性と高品質を兼ね備えた商品を提供し続けています。

◆Emilio Pucci◆  1947 - present

イタリアのデザインブランド。
エミリオ・プッチ氏が1947年、カプリ島で創業しました。(後にフィレンツェへ)
グラフィカルで抽象的なデザインと美しい色彩のプリントが特徴。
1992年に彼が亡くなった後は、娘のラウドミア・プッチ(Laudomia PUCCI)が引き継いでいます。

◆Yves Saint Laurent◆  1962 - 2013

フランスが世界に誇るファッションブランド。
アルジェリア出身のデザイナー、イヴ・サンローランが1962年に創立しました。
当初はオートクチュールメゾンとして誕生し、その後1966年に、プレタポルテラインをパリに開設。
次々と革命的なコレクションを発表し、「モードの帝王」とも呼ばれました。
イヴ・サンローラン自身はは2002年に引退の後、2008年に逝去。
2013年春夏コレクションより、ブランド名が"Saint Laurent" (サンローラン)に変更されました。

◆JAEGER◆ 1884 - present

1884年、ルイス・とマリンがロンドンに「イエーガー」という名でショップをオープン。
動物の毛織物を中心に開発、取り扱いを行った。
20世紀に入るころにはイギリス国内に20店舗のショップを展開。
1953年、洗うことができる合成繊維の開発に成功し63年には、パリに進出。
その後もイギリスを中心に展開を広げ、現在世界各国に約130の店舗を持つ。

◆Jacqmar◆ late1930s - 1990s & ◆Richard Allan◆ 1950 - present

1932年、Joseph Lyons がその妻 Mary Lyons と共に創業
当初はパリやロンドンのオートクチュール向けのシルクのサプライヤーとしてビジネスを行っていて、
30年代半ばにその余り布を利用したスカーフの制作を始め、後に“Jacqmar”は多くの女性を始め、各国のコレクターから愛されるスカーフブランドとなりました。
創業者である Joseph Lyons は1938年に亡くなりましたが、1990年代まで“Jacqmar”スカーフは作られており、当時から制作に携わり、数々の魅惑的なデザインのスカーフを生み出したArnold Lever の功績が大きい。
1950年頃、Joseph Lyons の息子である Richard Allan に“Jacqmar”は受け継がれ、“Jacqmar”という名で生産を続ける一方、別ラインで自身のブランド“The Richard Allan”の制作を始めました。
“The Richard Allan”スカーフも同様に人気があり、現在もコレクターに支持されています。
“The Richard Allan”は1989年に “Jane Shilton”により買収され、その後は韓国で生産されました。

◆Jack & Charlie's "21"◆ 1950s - 1970s

"21 Club"とは、1922年に従兄弟同士である Jack Kreindler と Charlie Berns が
ニューヨークのグリニッチ・ヴィレッジにオープンしたレストラン。
数度移転と店名変更があり、最終的には1929年に現在の場所(21 West 52nd St.)に落ち着き、店名は"Jack and Charlie's 21"となりました。
禁酒法の時代にアルコールを提供していたお店(Speakeasy)としても有名。
数多くの著名人やセレブリティを顧客に持ち、1950年代の初めから1970年代終わり頃まで、クリスマスの時期に常連客にのみ、オリジナルのスカーフをプレゼントしていました。
それぞれのスカーフには番号が付いており、"21"のマークや、シンボルであるジョッキーや、鉄の門のモチーフがデザインの一部に使われました。
これらのスカーフは、現在コレクターの間で大変人気があります。

◆KREIER◆ 1954 - 1996

スイスの都市、ザンクト・ガレンの良質なテキスタイル製造販売会社。
コットンやシルク製のハンカチーフやスカーフを中心に、他にもホームテキスタイルやリネン製品などを取り扱っていました。

◆LIBERTY◆ 1875 - present

英国ロンドンにある老舗百貨店。
1875年、実業家アーサー・リバティ氏が装飾品と織物、美術品などを扱う小さな店をオープン。
独自のセンスで順調に事業を拡大していきます。
ウィリアム・モリスをはじめとする著名なデザイナー達とさまざまな交友を深め、リバティ百貨店をロンドンで一番格式のある店として確立しました。

◆Schiaparelli(スキャパレリ)◆ 1930s - present

イタリア生まれの女性ファッション・デザイナー Elsa Schiaparelli(エルザ・スキャパレリ)のブランド。
1930年代、40年代に最も活躍。パリのオートクチュール界に君臨し、一世を風靡しました。
大胆で斬新なデザインはイタリアやフランスだけではなくアメリカでも人気となりました。
1954年のショーを最後にファッション界から引退し、後の消息は明らかではありませんが、その後も彼女のブランド名で宝石類や服飾小物が販売されていました。
彼女自身は1973年に83歳で亡くなりました。
彼女のファミリーは、デザイナーのチームと組み、1977年にブランドを再オープンし、ランジェリーや香水などが販売され続けました。
昨今彼女のブランドはトッズグループの傘下に入り、再復活しています。

◆Vera Newman◆  1945 - present

アメリカのテキスタイルデザイナー、Vera Newmanが夫とともに1946年、ヴェラ社を創業。
当初はリネンやマットのデザイン販売を行っていましたが、大戦後のシルク供給をきっかけにスカーフのデザイン販売を始め、1947年に"vera" のトレードマークが初めて使われました。
1950年頃になると、業績はかなり拡大して、数々のデザイナーを雇うことになり、それにより更に様々なスタイルのデザインのスカーフを世に送り出していきました。その頃、ほとんどのスカーフは日本で印刷されていました。
1960年代には服飾の部門もプラスされ、順調に販売を続けました。
初期の"vera" 製品は絹100%又は綿100%ですが、後にナイロンやポリエステルなども使われました。1960年代後半に、夫を亡くした Vera は、Vera Companies を人手に渡しましたが、自分はその後も亡くなる1993年のほんの少し前まで、デザイナーとして制作に携わりました。
彼女の死後、ヴェラ社は完全に他社に買収されてしまい、その名を潜めていましたが、2005年に Susan Seid が新たに Vera Companyを始め、新たな"vera"製品が作られています。

◆Vitaliano Pancaldi◆ 1947 - present

1947年創業のイタリアのデザイナーブランド。
主にタイやスカーフを作っており、ボローニャで作られるその製品はいずれも高品質で大胆な色使いやデザインが特徴的。

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